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設計・監理業務の流れ

聞いて、訳して、最適解を設計図に置き換える
建築は奇抜でなくてもそれだけで豊かで深遠なものです。だからといって無難なだけもいけません。 設計事務所は建物の図面を描くだけではなく、ご依頼主と空間の青写真(意志や未来像)を描くことからはじめます。 建築の場合、基本計画、基本設計、実施設計、設計監理という一般的な流れで進めます。 建築以外のプロジェクトの場合、一概に設計監理業務の手順が当てはまりませんが、 一貫していることは、「聞いて、訳して、最適解を設計図に置き換える。」それが私たちの建築手法です。

初回ヒアリング

初回ヒアリング
お客様の「ふつう」を発見するためのコミュニケーション

建築の設計依頼はお客様にとってあまり経験のないことなので
どうしても不安になることと思います。
その不安を安心と信頼、期待に変えていくことが設計の第一歩と考えています。
お客様の希望と気づいていない独自の「ふつう」の感覚をヒアリングを通じて引き出していきたいと思います。
併せて、計画に関する場所や日程、予算など諸条件を整理して伺っていきます。

基本計画

基本計画
初回デザイン・プランニングの提示

※新築住宅規模の場合:2~3週間(現地・役所調査含む)
ヒアリングや調査内容をもとに計画案を作成し、方向性を探ります。
Webなどの情報収集では得られないお客様の条件に即したプランニングの情報を提示します。
方向性が見つかれば次のステージに進むかの決定をしていただきます。
※初期プランニング費用として別途費用が掛かります。ただし、設計業務契約締結の場合はこの金額は相殺いたします。
※万が一契約に至らない場合でも、建築や空間づくりのお客様自身の「基準」ができますので、お客様にとっては非常に有意義なものであると確信しています。

基本設計

基本設計
どんな建築にするのかを検討し決定する段階

※新築住宅規模の場合:2~3か月(概算見積含む)
【設計業務契約】を行います。
 ・計画案をもとに基本設計図を作成します。
 ・スケッチなどによる内部の検討や構造計画を検討します。
 ・基本設計図をもとに工事概算見積を行います。
 ・概算見積をもとにコストバランスを策定します。

実施設計

実施設計
基本計画案をどのように実現するか、建設手段を決定する段階

※新築住宅規模の場合:2~4ヶ月(工事見積含む)
 ・構造・設備・法規など技術的かつ専門的な検討を行いながら工事金額を確定できる
 ・実施設計図を作成します。
  ※この時期に、内外装の仕上材、造作家具、コンセントや照明計画、水栓などの設備関係、
   外構関係を随時方針を定めていきます。
 ・実施設計図をもとに工事見積を行います(施工業者)。
 ・工事見積の内容及び金額の査定を行います。

工事監理

工事監理
施工段階で設計図通りに施工されているかをチェックしたり
現場指示やアドバイスを出す役割

※新築住宅規模の場合:5~7か月
 【監理業務契約】を行います(工事請負契約はこの時点で施工者と行います)。
 ・設計図書に基づいて工事が適切に行われているかの確認を行います。
  ※設計図書は施工者がすべて把握できるようなものではなく、また施工業者受けするものをまとめたものではありません。
    ハウスメーカーや建売住宅などのフォーマットが充実したものや決まったものをつくるような設計の場合は別です。
    必ず現場の状況を踏まえたうえで設計者と施工業者のやり取りがありますので監理業務は欠かせません。
 ・施工業者からの質疑や施工図に対して専門的見地で指導を行い進めていきます。
 ・検査項目や適宜チェックポイントの確認を工事進捗をみながら重点的に現場監理いたします。
 ・概ね月4回程度です。工事の状況により監理回数は前後します。
  ※各仕上げや設備機器等の発注前にお客様に最終確認の打合せを行います。

別途業務

以下の業務は含まれておりません。別途業務として依頼を受けることは可能です。
※敷地測量:敷地の大きさや高さの確定に必要です。
※地盤調査:構造設計の際に必要です。
※申請業務:確認申請、中間検査、完了検査、その他


■設計監理料について

基本的に施工費に料率をかけたものを設計監理料(デザインフィー)としています。
ですが、構造や規模の違いをはじめプロジェクトの多様化によりすべてが施工費から割り出せません。
MTG後にご要望や条件を整理して見積を提示させていただいています。お気軽にお問い合わせください。